2005春の北海道選手権 北の番屋
第48回春の北海道選手権は!
 開催にあたっての朗報は銭函吉田浜でレースができる! の一報でしょう。

この数年、吉田浜は無残にも海水に浸食されて一面玉ジャリでフリート活動の練習すらままならぬ状態でした、レーザー札幌フリートのメンバーは小樽祝津のマリーナや近在の砂浜利用しての練習に大変ご苦労されておりました。今回の春の北海道選手権も洞爺湖開催をも検討していました。

ところが、海明けて吉田浜を見に行ったM男氏の「吉田浜に砂が戻った!」一報が「銭函の火を消すな!」のキャンペーンとなり銭函開催最多参加者数に繋がったものと思います。
 
 次に特筆すべきことは、レーザー札幌フリートがオンラインエントリー方式を採用したことでしょう。理由は多々ありますがレーザー北海道地区レース委員長が札幌フリート鈴木氏より函館フリート能代仁氏に替わったことでレーザー協会との手続きがスムースに行かず「レーザーニュース」に告示されなかったことがインターネットエントリーを促進させる要因となりました。「北の番屋」が仲介となり「春の北海道選手権」ブランドを全国に発進する結果となりました、これが参加者数を増やすことになった要因の一つであろうかと判断いたします。続いて「秋の北海道選手権」のオンラインエントリーも「北の番屋」が引受けることを約束いたします。 
 次に、珍しくも今大会に北海道セーリング連盟の強化選手が二人も参戦した事でしょうか、広瀬君は昨年の国体の北海道代表となり、藤谷君はユースワールドの日本代表として今年7月に韓国で開催される大会に参加することになっています。
当然の如く腕に覚えのある北海道レーザーセーラーのおじさん達は手ぐすねを引いて参戦してきました。結果は残念ながら今上り調子の若さに屈したと言うのが現実でした。しかし、近い将来再戦を希望しリベンジをはたしたいと考えているのがオジンセーラ達です、実に多技多彩でシツコイですから若者も負けずに返り討ちにしてやって下さい。
 次に、特に取り上げておきたいことは北海道レーザー界に野球のパリーグのプレーオフシリーズのような次の上位を狙う新興勢力が台頭して来ていると言う事でしょう。上位数名はほとんど常連組ですがこれを一軍とするならばニ軍、三軍がかなりの激戦でほんの少しの弾みでプレーオフに進出しょうとしております。この二軍三軍が活性化すると益々レーザー選手権は面白くなります。
 最後になりますが、目標はやはり2007年のレーザー全日本江差大会への参加でしょうか。
江差で我々がやらなければいけないことは、選手としてたくさんの北海道レーザーセーラーが参加すると言うこと、サポートしなければいけないことは予算への協力をする事、多くのチャーター艇の供出すると言うことでしょうか。
今大会で感じることは、意味軸も鈴木キャップテンが言っていた「もう二度と北海道で全日本は無いでしょうね、これが最初で最後のチャンスかもしれないですね」この一言がプレーオフリーグメンバーをも刺激しているのかも知れません。
今年の秋の北海道選手権は江差で行なわれますが、コースを本番用に引くと言う噂が立っています。
しからばそのコースを試行して見ようではありませんか?

 今回のレポートはレース中心よりもこの北海道レーザーセーラーの取巻かれている環境を「春の北海道選手権」を通してレポートして見ました。それでは、また江差で会いましょう....
北の番屋 2005春の北海道選手権