第12回 Laser 全日本マスターズ(松江宍道湖)
1993年 
8.21〜8.22
 この大会には昨年の網走開催のお礼も兼ね北海道から高松(函館)、鮫島(小樽)、本田(小樽)、大屋(小樽)、黒川(道東)、松井(道東)の6名が参加して、アプレンティスの高松が12位と健闘しました。
 レポート
  (Laser News bP25より)

 世界にはばたく、全日本マスターズ.............広島F 平井基博

 8月21、22日とレーザー全日本マスターズ選手権が行われた。会場は鳥取県松江市宍道湖松江ヨット協会ハーバー、広島から3時間半、20年振りりのビックレース出場と「わしは世界にはばたく」とオーバートークしたプレッシャーを感じながら我が愛艇をトレーラーで引っ張り、松江ヨット協会へ。

 8月21日レース当日は曇り、35〜44才までのアプレンティス68艇、45〜54才までのマスターズ23艇、55才からのグランドマスターズ6艇、ウーメンズ10艇計107艇のレーザーセーラーが集結、ピリピリした所もなく皆闘志を内に秘めて、いざ第1レース。8月の宍道湖といえば吹かないと聞いていましたが東の風5〜6mの絶好のレースコンディション。私は上スタート後右海面へ、1上マークでは12か13位、ほとんどアプレンティスが前を走っていて、マスターズは私の前に1艇のみ「ヨシ!ガンバルゾ・・・・」....結果は総合15位、マスターズ2位と幸先の良いスタートでした。第2レースは風が落ち実力(?)の総合42位、マスターズ10位。

 さあレセプションです。山陰の松葉ガニ、焼き肉、ビール飲み放題、それになんと言っても島根はこれ。各フリートから選ばれたおじさんセイラーのどじょうすくい。皆なぜかピッタリとはまつて中々サマになっていました。広島フリートからは山田のお父さんが出場、風貌といい、スタイルといい、思わず「笑わしょんナー」。私は今回ウーメンズ優勝の上野美子嬢とその友人ルーさんとジョッキを傾けて楽しくヨッパラってしまった。

 8月22日第3レース。しかしスタート前より前線の通過で西の方が真っ黒になり風雨が強く、本部より帰港の合図。107艇一斉にハーバーへ帰着、結局ノーレース。そして第4レースは風が落ち着きゼネリコを繰り返しスタート。(このスタートで上位をキープしている人がかなりDSQになった)私は1上マークでは後ろから数えたら15〜20艇くらいしかいないではないか、ガックリして思わず「マスターズが危ないワールドが遠くなるアークジラが空を飛んで行く!!」と叫んでいた。しかしまだあきらめない。持ち前のネバリでフィニッシュまでの間でゴボウ抜き、総合43位マスターズ9位まで持って来ました、最終成績総合27位、マスターズ6位でマスターズワールドのキップを手に入れる事ができました。

 自分としては反省も多いがあの有名な木村会長に写真をとってもらい、上原さんにオメデトウを言われて大感激。ミーハーおじさんになってしまいました。勝っても負けてもヨットレースは私の青春です。私の青春が帰ってきたのです。レーザーは本当に楽しいし、ヨットレースをしている人はなんて人ばかりなんだろう、これからも多くの仲間を作って行きたいと思います。そしてレーザー島根フリートの皆さん、運営大変だったと思います。皆様の努力に感謝いたします。レーザーワールドの成功にと思い、Tシャツ綿シャツを買い込んで夢をふくらませている私です。

                                   (広島F 平井基博)

   
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