Records of Previous Laser All Japan Championships
(レーザークラス全日本選手権プログラムより)

第29回(於芦屋マリンセンター 兵庫県) 2002 8/12〜16 参加78艇
前田博志 広島F 1 1 1 1 1 6 2 1 5 19  芦屋名物土運船を芦屋沖から一掃したレース海面で行われた第29回全日本、唐津の高校生セィラーの選手宣誓で幕を開けた本大会は、隣の甲子園球場で開催中の夏の高校野球に負けないくらいの熱気に包まれた。芦屋フリート主管で初めて開催する全日本は、大会期間を通して終始安定した風に恵まれ、絶好のコンティションの中、全11レースが行われた。レースは、予選から前田が飛び出し、榮楽、飯島が追う展開となったが、決勝でも的確なコース選択と熟練されたテクニックで、終始安定した走りを見せた前田が念願の全日本王者に輝いた。
榮楽洋光 唐津F 1 2 4 1 2 2 5 2 6 25
飯島洋一 豆葉F 3 2 2 2 1 1 2 16 8 37
黒田武士 福岡F 4 1 1 19 4 3 6 4 5 47
秋山紀夫 柳ヶ崎F 4 3 4 5 2 4 5 4 19 50
大塚邦弘 豆葉F 8 5 3 10 9 6 9 8 9 67

第28回(於宮崎マリーナ 宮崎県) 2001 8/10〜14 参加69艇
永井久規 津F 2 1 6 20 2 11.0  鈴木國央の4連覇防止のため、全国から集まった強者たちを迎えたのは、映画「天空のジュピタ」で観た空の広がり、高い雲、時折訪れる激しいスコール。そんな中、地元・九州勢を押しのけ終始安定した走りを見せた永井久規が優勝。特筆すべきは5位の佐藤麻衣子。シドニーオリンピックセイラーである彼女によって全日本史上初の女性選手入賞が果たされた。南国・宮崎で初めて開催された全日本は新しい時代の幕開けを予感させるに十分な大会であった。
鈴木國央 和歌浦F 10 9 1 28 1 21.0
飯島洋一 いわきF 5 4 7 8 20 24.0
黒田武士 福岡F 7 3 5 14 11 26.0
佐藤麻衣子 福岡F 6 12 3 7 BFD 28.0
大塚邦弘 豆葉F 3 10 13 3 13 29.0

第27回(於江ノ島 神奈川県) 2000 11/1〜5 参加93艇
鈴木國央 和歌浦F 1 1 1 1 1 1 1 OCS 3  14年ぶりの江ノ島での全日本選手権、93艇が少し寒い季節になり始めた神奈川県に集結した。
 運営も湘南地区のフリート連合で行ない万全の体制をひいた。レースは最終日を除いて良い風に恵まれ9レースを行ない選手は十分に力を発揮できたようだった。
 結果はシドニーオリンピック帰りの鈴木國央選手が圧倒的強さで全日本3連覇を達成した。また、上位には轟、永井選手など若手が名を連ねた。世代交代を考えるともっと多くの若手が台頭してくることを期待したい。
轟 賢二郎 柳ケ崎F 1 2 3 2 1 2 10 1 5
佐々木共之 逗葉F 2 2 2 1 2 3 4 4 27
黒田武士 北九州F 5 8 5 4 4 3 3 2 1
永井久規 津F 3 9 3 5 3 1 2 5 10
秋山紀夫 柳ケ崎F 4 3 2 3 4 7 5 8 OCS

第26回(於和歌浦 和歌山県) 1999 8/11〜15 参加109艇
鈴木國央 和歌浦F 2 1 1 DNF 1 1 1 1 1  前回の全日本から10年、ワールドから5年再びここ和歌浦にレーザー乗り達が帰ってきた。
 レースは風に恵まれ、予選、決勝と順調に行われた。そんな中一番の注目はやはりこの人だろう、前年度優勝の鈴木國央(和歌浦F)、今もっともオリンピックに近いレーザー選手である。予選をトップで通過した彼は、決勝でもその強さを見せつけ、見事今大会も優勝、V2を達成した。
原 貴夫 北九州F 13 3 2 2 2 2 19 5 4
クリス・メイン ニュージーランド 3 2 2 2 3 5 8 DNF DNF
伯井麻央 芦屋F 1 5 3 1 6 9 5 7 52
福永允希 逗葉F 1 4 9 14 6 3 3 2 15
瀬戸口 輝 熊本F 2 7 1 5 4 11 6 4 13

第25回(於浜名湖 静岡県) 1998 11/19〜23 参加93艇
鈴木國央 和歌浦F 19 8 1 2 1 1 1 6 1 1 DSC  第5回大会以来の浜名湖での全日本は、三ケ日青年の家をベースに93艇が全国から集まり開催された。大会三日目を除いて風に恵まれ、過去最高の11レースを消化。全レース、全艇いつせいスタートはレベルも高く、見ごたえのあるものとなつた。浜名湖の強風を参加選手が充分に楽しんだ大会であつた。
長谷川 航 柳ケ崎F 1 15 5 3 5 3 61 4 4 6 3
瀬戸口 輝 熊本F 6 6 3 5 15 4 4 15 2 2 6
前田博志 広島F 4 9 2 7 7 6 16 1 3 12 1
吉村剛信 蒲郡F 8 3 13 10 8 2 3 8 5 3 5
中尾和嘉 江ノ島F 3 27 7 1 9 34 36 3 8 7 10

第24回(於古賀 福岡県) 1997 10/31〜11/3 参加106艇
原 貴夫 福岡F 10 1 1 8 7 3 2  「今までにない全日本を!」を合言葉に、第24回全日本選手権は福岡・海の中道・津屋崎・北九州・唐津の5フリートの連合主管により、福岡県古賀市で開催された。この大会には九州では初めて100艇を超えるエントリーが集まった。
 レースは圧倒的なスピードの鈴木選手を地元の原、瀬戸口選手が追う形で進み、最終日の最終レースのフィニッシュライン直前で、先行艇を気迫のセイリングでかわした原選手が逆転優勝を決め、全日本のトロフィーは初めて九州に渡った。
鈴木國央 和歌浦F P+8 20 2 6 1 4 1
瀬戸口 輝 熊本F 2 4 5 17 9 1 9
大谷たかお 江ノ島F 11 4 4 3 8 7 8
前田博志 広島F 15 24 5 1 4 6 6
福永允希 逗葉F 3 5 3 1 18 17 7

第23回(於境港 鳥取県) 1996 10/10〜13 参加121艇
秋山紀夫 柳ケ崎F 8 5 3 4 2 2 30 4 5 12  境港では2回目の全日本、200艇目標の受入れ体制で臨んだ。強風の境港を期待したが、軽風、中風下でのシリーズとなった。予選、ラウントロビン6レース、決勝4レースが行われた。
 秋山選手は手堅い走りでスコアをまとめ、オリンピック帰りの佐々木選手をかわし見事2度目の優勝。上位6名は昨年と余り変らず矢崎選手が3位に九富選手が6位に入り込んだ。又、シルバーフリート1,2,3位にもトロフィーが与えられた。
 風待ちの間、本部船は選手達の釣船として開放され、たちまちふぐ刺しがふるまわれ大感激。余裕と手際良いレース運営で素晴らしい全日本でした。オンザウォータジャッジでジュリーも思う存分笛を吹き、選手、運営スタッフ共々充分レースを楽しんだ。
佐々木共之 逗葉F 19 3 7 1 1 1 23 1 10 8
矢崎洋司 諏訪湖F 20 2 PMS 22 8 9 2 11 8 5
鈴木國央 和歌浦F 21 1 1 1 4 1 PMS 6 43 4
池田盛雄 逗葉F 10 16 5 2 6 2 25 37 2 15
九富潤一郎 高松F 1 3 18 26 28 12 9 5 7 3

第22回(於淡輪 大阪) 1995 11/2〜5 参加136艇
佐々木共之 逗葉F 1 1 15 2 1 1  初日、最終日を強風と無風中止になつたが、中2日は中風で素晴らしいレースができた。
 94年5位、本大会4位の鈴木選手(和歌浦F)の今後の活躍が期待される。
 地元淡輪フリートのホスピタルティーも素晴らしく全日本では初めてレーザーカフェがオープンし、木村会長もついにレーザードルとなってしまった。
脇永達也 逗葉F 1 1 12 4 1 2
池田盛雄 逗葉F 2 2 6 1 2 2
鈴木國央 和歌浦F 5 1 8 1 5 9
秋山紀夫 柳ケ崎F 8 7 1 3 7 3
田中伸行 明石F 13 3 10 2 3 6

第21回(於大洗 茨城県) 1994 9/22〜25 参加82艇
中尾和嘉 江ノ島F 5 1 3 5 4 1 5 1 1 4  和歌山ワールドで大いに盛り上がった日本のレーザーシーンであつたが、本大会はその直後の大会で、茨城県連の万全の態勢にもかかわらず、参加人数は過去2番目に少ない数であった。
 第1レースを除いて終始軽風の中、太平洋の大きなうねりに悩まされながらも、レースはワールドと同じショートコース、予選決勝方式で合計10レース行われた。結果は風の振れをうまくつかんで走った中尾選手が圧倒的強さで優勝した。2位黒田選手、5位鈴木選手と若手の走りも目だった。
 フリートのない場所での開催の難しさを痛感した大会であった。
黒田武士 福岡F 2 1 4 8 1 7 3 7 2 15
水落信一 和歌浦F 4 2 1 PMS 8 11 11 24 4 1
矢崎洋司 諏訪湖F 9 2 1 PMS 2 3 14 10 8 21
鈴木國央 津F 10 5 8 27 4 1 9 17 15 3
秋山紀夫 柳ケ崎F 2 3 4 6 1 3 1 4 PMS 31

第20回(於秋穂 山口県) 1993 10/9〜12 参加171艇
クリス・メイン ニュージランド 1 1 6 1 - -  和歌山ワールドを翌年に控えた今大会は、本州の西の端にもかかわらずクォリファイを目指す選手を中心に171艇が集まった。全般に軽風に終始したレースを制したのは、ニュージランドから参加の19才の若者クリス・メインでタイトルは3度目の海外流出となった。彼は、驚異的ともいえるコース取りのうまさで、圧倒的な勝利であった。2位には、軽風なら国内敵なしともいえる水落選手が入った。
 第1レースへの抗議、それによるニーレースへの抗議など、ビックフリートゆえ起る弊害をどう解消するか、前年に続き問題を残した大会であった。
水落信一 和歌浦F 3 8 20 2 - -
大谷たかお 江ノ島F 4 16 2 PMS - -
國近則仁 光F 12 56 3 11 - -
ティム・ヘイルズ オーストラリア 6 4 65 20 - -
三好勝美 岡山F 9 12 19 9 - -

第19回(於彦根 志賀県) 1992 11/20〜23 参加180艇
山形和生 材木座F - - - 2 - 7  180艇のビックエントリーとなった本大会は、13年ぶりに前回不成立となった彦根で開催された。初日無風のためノーレースとなった直後の吹き荒れた突風は今回の不吉な幕開けとなった。2日目は強風のため残念ながら中止となり、最終的にはまたも微風、しかも2Rでの大会成立となった。
 この振れ回る超微風の中、2位、7位とまとめた山形和生選手が苦節15年目にして勝利をものにした。軽風セイラーが上位を占める中、佐々木共之選手の総合3位には成長をうかがえた。強風レースへのクォリファイ制を含め選手側、開催場所への問題提起がなされた大会でもあった。
木村真治 逗葉F - - - 4 - 8
佐々木共之 逗葉F - - - 3 - 13
水落信一 和歌浦F - - - 19 - 3
内藤幸一郎 山口F - - - 8 - 27
川戸 仁 津F - - - 5 - 33

第18回(於柏崎 新潟県) 1991 9/21〜23 参加133艇
秋山紀夫 逗葉F 18 12 11 2 6 23  6年ぶりに柏崎での開催となった今大会は、前回と同様に市と県連のバックアップで準備万全であったが、第1レースでタイムリミットにかからなかったのは133艇中48艇と前回以上に波乱の幕開けとなった。
 その後、マーク誤認、フィニッシュライン移動の見落とし、大幅な風の振れと潮流でまさに混迷状態。その中から安定したスコアで最後に台頭してきたのは、二井選手、秋山選手、上原選手で、最終レースでニ井選手がPMSとなり、過去3度入賞している秋山選手が念願の初優勝を果たした。
上原弘之 逗葉F 17 8 30 4 15 6
ニ井美好 笠島F 38 15 1 3 5 PMS
石原 学 逗葉F 4 1 46 31 19 9
吉中雄二郎 笠島F 24 23 43 6 7 22
佐藤 潔 笠島F 13 101 31 15 13 12

第17回(於宮津 京都府) 1990 10/7〜10 参加149艇
佐々木共之 逗葉F - - - 2 - 1  4年ぶりに149艇のビックフリートとなった本大会。きれいなヨットハーバーと快適な宿舎のマリーンピアを自冶体より提供され美しい若狭湾で行われたが、大型台風の直撃を受け第6回大会以来の不成立かと危ぶまれたが後半は順風に恵まれた。
 上位はアジア大会の銅メダルをさげて参加の佐々木選手が優勝、2位にはやはり若手の池田選手が入った。 今回の大会ではパーティーの趣向を変え体育館を使用しクイズやドッチボールを行い、豪華な景品に選手達は大喜び。また一つ全日本の楽しみが増えた大会となった。
池田盛雄 逗葉F - - - 1 - 4
秋山紀夫 逗葉F - - - 3 - 5
ニ井美好 笠島F - - - 6 - 13
岩田 彰 和歌浦F - - - 16 - 6
塩谷孝夫 福岡F - - - 21 - 2

第16回(於和歌浦 和歌山県) 1989 10/7〜10 参加131艇
コールVアーンホルト オランダ 1 2 PMS 1 - -  和歌山市制100年記念大会のイベントとして、市がホストとなり、美しいビーチと真新しいビーチハウスが提供され、快適なコンディションでレースが行われた。参加は131名と少しさみしかったが、強風と無風で中止になつたレースを除いて、バラエティーに富んだ風のレースとなった。
 トップ争いはオランダのワールドセイラー・アンホルト選手と逗葉の秋山選手の対決となったが、少差でアンホルト選手に軍配が上がり、昨年に引き続きタイトルは海外流出した訳で、まだまだ日本のレベルの低さを思い知らされたレースとなった。
秋山紀夫 逗葉F 12 1 5 2 - -
内藤幸一郎 山口F 6 3 3 5 - -
岩出 彰 和歌浦F 2 4 6 20 - -
佐々木共之 逗葉F 5 7 1 13 - -
塩谷孝夫 福岡F 3 6 4 11 - -

第15回(於沼津 静岡県) 1988 10/7〜10 参加144艇
S・フレッケンシュタイン カナダ゙ 2 3 4 12 8 1  何の施設もないただのビーチから準備を進められ、地元フリートでは少ないメンバーを動員して1年前からとりかかり、特に公共団体の援助がなかったため、その苦労は並々ならぬものでした。その甲斐あって風にめぐまれた良いレースができた。
 成績は世界選手権で活躍していたスティーブ(カナダ)がすばらしい走りを見せとうとうタイトルは海外へ。ソウルオリンピック帰りの高澤、万年2〜3位の田中選手は頑張りはしたが及ばず。若手では佐々木選手の活躍が目立った大会となった。
高澤孝吉 逗葉F 13 2 3 1 33 3
田中清俊 函館F 3 5 5 11 10 5
内藤幸一郎 山口F 14 1 7 3 34 6
佐々木共之 逗葉F 8 4 2 10 13 9
岩出 彰 和歌浦F 7 13 8 DSQ 9 2

第14回(於境港 鳥取県) 1987 10/9〜12 参加102艇
内藤幸一郎 山口F 2 1 1 11 32 4  県および県ヨット連盟のサポートを受けた準備万全の大会だったが、関東・関西から遠征離れのためか参加艇数の少ない大会となった。しかし、その分レースの運営地元のハイレベルなコミッティーと相まっスムーズにレースが展開された。特に中止再レースとなつた第1R15〜20mの風の中、完璧にレースが行われ強風セイラーは満足のようだった。
 成績は上位が常連選手と話題性には欠けたレースとなったが、今後、若く新しい選手が上位にくい込む事が望まれる。
田中清俊 函館F 4 2 3 8 19 3
長津尚樹 むつ湾F 1 9 7 5 20 1
高澤孝吉 逗葉F 3 11 4 6 45 2
牧野守秀 蒲郡F 9 5 5 7 10 6
桑原広美 長浜F 6 15 6 36 8 7

第13回(於江ノ島 神奈川県) 1986 11/1〜4 参加153艇
牧野守秀 碧南F 1 1 8 9 DSG  レーザー発祥の地とも言える江ノ島ヨットハーバーで、第13回全日本選手権が開催され、湘南という地理的条件に恵まれ、多くのエントリーを集めたが、終始微風に悩まされ、とうとう3年間連続の微風大会となってしまった。これからはよい風を期待したいものだ。
 レースの方は、これまた全日本選手権発祥の地から参加の牧野選手が手堅くまとめて優勝。実力NO.の内藤選手は微風で調子が出ず、2位という結果に終わった。
内藤幸一郎 山口F 8 21 7 4 2
一柳善郎 材木座F 4 20 28 6 4
林 一義 彦根F 5 7 4 86 18
青山正孝 碧南F 7 3 16 13 12
長津尚樹 むつ湾F 3 23 10 5 DSQ

第12回(於柏崎 新潟県) 1985 9/20〜23 参加154艇
長津尚樹 むつ湾F - 17 10 - 19 2  日本海側での初の選手権となり、市からのビックサポートを受け期待された大会だったがあいにくの雨天の中、北陸特有のおおきなうねりに悩まされ、微風の中、船酔いしてしまう選手も出る程る。
 そんな中で第七回大会の覇者・八戸の長津選手が90kgの体に似合わぬ軽快な走りで見事優勝。3連覇をねらった内藤選手は1Rのみのポカに泣き上位入賞は果たせなかった。
 又、今回は台湾ヨット協会会員も視察に来るなど、アジアにおける日本の立場が確立されたような年であった。
川口暢一 材木座F - 4 22 - 10 18
長沢寿一 稲毛F - 28 13 - 1 13
山形直之 材木座F - 20 9 - 28 6
秩父昭雄 逗葉F - 10 24 - 18 14
青木英明 柳ケ崎F - 22 43 - 2 22

第11回(於河和 愛知県) 1984 9/21〜24 参加150艇
内藤幸一郎 下関F 2 7 0.75 68 - -  全日本大会も11回を数え、参加する選手にみ余裕が出来、各自キャンプに、パーティーにと楽しめるレースができるようになってきました。
 レースの方は、昨年に続き内藤選手が確実な走で優勝。大ベテランの大谷選手は知的な走りがさえ2位となった。全レース微風のシリーズとなり風待ちの続くレースだった。ワールドレディスのマリットが参加し、2R目にトップを取り、日本のレディスをびっくりさせた。
大谷隆夫 江ノ島F 6 6 8 52 - -
石原文雄 霞ヶ関F 11 14 48 7 - -
戸田次雄 クイーンメリー 12 16 5 82 - -
田中清俊 函館F 27 4 6 46 - -
野村恒彦 逗葉F 5 31 RET 2 - -

第10回(於都屋崎 福岡県) 1983 10/7〜10 参加95艇
内藤幸一郎 下関F 1 1 9 2 1  九州・福岡にもかかわらず、100隻近い選手が集まり、全日本チャンピオンを競うのにふさわしい風となつた。
 下関F内藤選手が1R2R共にトツプフィニッシュし1位。関東選手権チャンピオンの関口選手は3R4R1位でおしくも2位、全日本のためにイギリスより一時帰国した秋山選手は4位と上位成績をおさめた。
関口徹夫 逗葉F 3 5 1 1 4
桑原広美 長浜F 2 2 12 4 2
秋山紀夫 クイーンメリー 4 3 15 3 3
大谷隆夫 江ノ島F 5 6 PMS 7 6
有光哲也 下関F 7 4 21 8 DNF

第9回(於西の宮 兵庫県) 1982 10/8〜11 参加180艇
上村 浩 西宮F 6 - 3 - 4 13  エントリー数180艇と、始まって以来の最大のビックレースとなつた今大会は、新旧交代をはっきり感じる大会であった。
 1R10m吹いた風も5Rには2mという不安定な風の中、予想外のエントリー数にコミッティーが大いに動揺し、不手際の続くレースとなつた。やはり地元の上村選手の走りがさえ1位。後に実力派の長津、菊地、大谷が好成績をおさめた。
長津尚樹 むつF 2 - 8 - 9 19
菊地 透 材木座F 1 - 4 - 23 27.75
河崎金徳 河和F 18 - 7 - 5 30
大谷隆夫 江ノ島F 3 - 1 - 44 47.75
大野信博 柳ケ崎F 17 - 26 - 12 55

第8回(於霞ヶ浦 茨城県) 1981 10/8〜11 参加125艇
森 清司 西宮F 1 - 3 1 50 4.5  初秋の霞ヶ浦は初日から風にめぐまれずシリーズを通して微風でのレースに終始した。
 第4回・第5回大会と、おしいところでやぶれさっていた森 清司がダントツでよく走り雪辱を果たした。3分間ルールが適用され、各レースとも失格者続出。長津はふるわず6位にとどまつた。
菊地 誠 笠島F 9 - 10 DSQ 1 19.75
山近博美 比叡崎F 5 - 8 7 DSQ 20
林 総夫 材木座F 11 - 1 9 16 20.75
関口徹夫 逗葉F 42 - 2 3 20 25
岩井高久 江ノ島F 2 - 14 16 DSQ 32

第7回(於津 三重県) 1980 9/19〜23 参加102艇
長津尚樹 江ノ島F 2 2 - 2 2 4 8  初秋・海洋スポーツセンターに集った102隻のレーザー。とにかく広いスペース。
 4日間を通したった1日微風にたたられたものの、中・強風の良コンディションなんと一度もトップをとらずにとも念願の優勝をはたしたのは、長津。関東勢が5つのキューブをすべてもちかえるという快記録を達成いしてしまった。
内田茂雄 材木座F 1 1 - 5 3 7 9.5
菊地 誠 笠島F 11 3 - 3 4 1 10.75
安河内 英治 材木座F 9 15 - 9 7 2 27
山形和生 材木座F 7 27 - 10 5 5 27
山田浩之 逗葉F 19 10 - 11 8 3 32

第6回(於彦根 志賀県) 1979 9/22〜24 参加134艇
(参考記録 彦根レガッタ)
平野克巳 柳ケ崎F - - 1 - 3 - 3.75  真夏の盆休みを避け、秋の大会は初めて。台風が来てもできるにと彦根が選ばれたが秋霖前線下無風・微風の不安定な風の下、成立はたったの2Rで甲斐・平野の一騎打ちも流れてしまった。関西以西のメンバーが多く楽しんだ(苦しんだ?)大会だった。
青木 亨 材木座F - - 5 - 2 - 7
横田順一 三ケ日F - - 3 - 6 - 9
山中健司 材木座F - - 13 - 1 - 13.75
竹沢彰規 西宮F - - 11 - 11 - 22
(甲斐 幸) 江ノ島F - - 6 - 36 - 42(16位)

第5回(於三ケ日 静岡県) 1978 8/12〜15 参加149艇
甲斐 幸 江ノ島F 1 1 1 16 1 1 3.75  ホテル三ケ日という格好の基地を失って、青年の家グラウンドに場所を移し、長らく続いてきた浜名湖大会の一区切りをつけた大会。
 3m〜6mに終始したコンディションで、練習を積んだ各フリートの精鋭が甲斐を阻止せんと立ち向かったが一歩届かず。しかし平野・森に続くトップグループの層は一層厚くなった。
平野克巳 柳ケ崎F 3 21 2 1 4 6 15.75
森 清司 西宮F 10 10 5 3 5 8 31
大谷隆夫 江ノ島F 8 3 14 20 14 3 42
二瓶誠志 仙台F 4 20 7 46 11 12 54
加藤正明 佐島F 14 5 9 11 18 DNF 57

第4回(於三ケ日 静岡県) 1977 8/11〜14 参加142艇
甲斐 幸 江ノ島F 1 2 1 2 8 DNS 20  伝えきく全日本の楽しさに4日間と延びた期間を、レースばかりでなく連夜のパーティーやキャンピングも満喫した華やかな大会だった。
 従来の関東セイラーばかりでなく関西、東北地区のトップフリートセイラーも多数参加して、折りからの軽風・微風レースに10位までは混戦し、しかしまたもや甲斐選手が楽勝。並々ならぬ技術を見せつけられた。
大谷隆夫 江ノ島F 7 15 3 5 9 2 46.7
八木広治 仙台F 3 29 6 56 2 15 76.4
平野克巳 柳ケ崎F 20 24 5 6 62 1 77.7
森 清司 西宮F 27 1 24 1 19 17 78
D・ガーツ U.S.A 12 4 4 31 68 10 87

第3回(於三ケ日 静岡県) 1976 8/13〜15 参加135艇
甲斐 幸 蒲郡F 10 4 2 1 2 2 17  外国選手を多数迎え参加も135隻、順風(時に10m近く)に恵まれたシビアなレースとなった、レースは2連勝を狙う甲斐にニュージランドのロバートが立ちはだかり、最終レースの逆転(軽風)劇、メンバーが増えただけでなく、レベルの向上の息吹が見られた大会であつた。
ロバート・フライ 油壷F 4 1 1 3 3 27 19.4
A・モアハンプト 西ドイツ 2 3 4 8 7 1 29.7
富田良則 江ノ島F 1 66 8 4 4 6 41.7
大谷隆夫 江ノ島F 7 2 6 10 6 3 45.1
中川正美 沼津F 5 13 14 2 1 16 54

第2回(於三ケ日 静岡県) 1975 8/8〜10 参加95艇
甲斐 幸 津F 1 1 1 18 5 3 10 31.7  場所を浜名湖へと移し何と100隻近い参加にビックリ、北海道から中国地区までカートップで集まったメンバーはひの后のフリート主要メンバーとなった、3日間で7レース。しかも5m〜7mの順風に全員ハイクアウトにヒーコラ。
 本田技研に席をおいていた甲斐選手が楽々と優勝。
大谷隆夫 江ノ島F 3 2 7 2 9 DNC 3 45.4
前田 博 清水F 10 10 5 1 7 46 4 63
中川正美 沼津F 2 4 23 3 13 1 39 64.7
杉山憲司 蒲郡F 5 16 6 4 6 14 9 76.4
木村 学 江ノ島F 13 9 11 10 1 52 6 78.7

第1回(於蒲郡 愛知県) 1974 8/31〜9/1 参加38艇
埜口史郎 江ノ島F 2 - - 2 - 6  第1回目ということで参加もすくなかったものの、オーナーの3人に1人は参加した全日本、折りから接近の大型台風襲来中のレースに保安庁もカンカン、しかしキャリアにまさる面々は強風と大波と沈の連続を楽しみ、豪快なレーザーレーシングの基礎となった。
 チャンピオンの埜口選手は505クラスのチャンピオンクルーとしても有名。
壁谷辰巳 蒲郡F 1 - - 4 - 8
モアハウス 江ノ島F 9 - - 1 - 15
具道盛孝 江ノ島F 7 - - 3 - 18.7
大谷隆夫 江ノ島F 5 - - 5 - 20
赤川信男 江ノ島F 4 - - 7 - 21
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