第13回 Laser 全日本マスターズ(沼津牛臥海岸) 1995年 8.26〜8.27 |
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この大会は北海道から高松(函館)、島田(小樽)、大屋(小樽)、阿部(道東)の4名が参加しました、結果は2日目が強風中止となり不完全燃焼なシーズンに終わってしまいました。 | ||
レポート (Leser News bP38より) 昔の仲間に会って親交を深めたい...............淡輪F 山田宗春 |
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8月26〜27日、静岡県沼津市牛臥海岸で57名のエントリーを得て開催されました。 グランドマスターズ:10名、マスターズ:22名、アプレンティス:25名の内、昨年のワールドの強烈な印象が忘れられないのか、グランドマスターズには8名、そして私の属するマスターズには10名の生き残りが集まってきました。ただ昨年と違うのは「あのワールドが終わってから、気が抜けて1〜2回しか乗っていない」という声でした。どうもマスターズの皆さんはオリンピックメダリストのその後の心境か? 宴はもう終わった、現実は厳しいと感じてはいても、この季節になるとジットしておれない、昔の仲間に会いたいと集まって来たようでした。 私の場合はチト違っていて、ワールドで17年も連れ添ってきた愛艇を大破し、ここが引き時とおもったり、言われたりしてきましたが、ワールド艇を買ってしまいました。この原価償却を早くするためにもとの思いもあり、その後、淡輪の海で乗ってきました。勿論、昨年のワールド並の風が吹けば、勇気をもってリタイアしてきました。 いよいよレース開始となりました。昨年に劣らない快晴と猛暑、この天候では10時ごろから風が吹き上がり、午後には7〜8mにはなるとの地元セーラーの解説に、ワールドの再来を覚悟しました。 第1レース、12時スタート。5〜6mk南西の風、陸寄りのシフトの風を利用しようと上一スタート、狙いは当たった。右海面勝負と決めてタックを繰り返していたが、中程に来てスターボードに返した時、見えるではないか、伊豆半島寄りの左海面をポートで角度よくスピードに乗って走っている群団が!!そういえば言っていたよなあ!!地元セイラーが「だんだん南にシフトする」って!!結果は上原氏に続いて、マスターズクラス2位とまあまあの出だしとなりました。後でわかったのですが、このレース、コース見に夢中になっていた11艇がPMSとなってしまいました。 第2レース、PM2時スタート。風は7〜8mに上がり10mのブローが来ている。もう限界。昨年のケースが頭に浮かぶ。結局元気のよいアプレンティスのお兄さん方と、慣れて来たマスターズのライバルに先行されてしまいました。 第3・4レースはマスターズ大会ということで、過激なハイクアウトのないフリーの伊豆半島往路・復路のロングレースが組み込まれました。AM10時、往路アビームスタート、日本海を前線通過か? 海面はウサギが飛び始めていた。伊豆半島に近づくに従い、風は益々強くシフトして上りとなり、波は大きくウネリとなって私の限界を超え、ついに上マーク回航時に沈してしまった。やっと起こした時には後に数艇しかいず、遥か彼方の先行艇を追いかけ続けたが一向にゴールする様子がない。大波とブローで沈艇が多く見られる中、本部艇が近寄って来て「ノーレース」と叫んでいる。マストにはN・H旗が掲載されている。ハーバーへ帰れと言ったって!! きっと「避難せよ!」と言っているのだと島影に向かって進んでいると、だんだん見えるレーザーの姿が少なくなってきた。ヤハリ!「GO HOMEか!」ほうほうの体で浜に帰ってきた時には、ほとんどの帰着申告が済まされており、ほどなく全員帰着が発表されて、全員無事でレースが終了された。 いろいろな面で感激の和歌山の再現であった。伊豆半島近くで完沈したメンバーは、セールがマストトップまでハッキリ見えたという程きれいな海だったし、私は第2レースの時板切れと思いきや、甲羅30pのアカウミガメが泳いでいるのを見た。捕まえて今日のレセプションの引き出物にしょうかと一瞬思ったが、ライバルの津屋崎の島本氏を思い出して、一番でも先をとはしったものだ! そういえば沼津フリートにはイベント時の魚調達担当がいて、早朝この海でトローリングをしてブリ級を捕らえるとか。我々も小ブリではあつたが、レセプションでしっかりと天然物を味わせていだだいた。 今回も、沼津フリートの皆さんとその家族の方々の大変な御好意により楽しませて頂きありがとうございました。 閉会の挨拶で、木村会長が述べていた「地元の負担を少なくししょう。エントリー費も安く」には大いに賛成である。レーサ゛ー発展の原点である名誉(レーザーニュース載る成績)と、親交を深めるアフターセーリングの地元名産持ち寄りパーティーで大満足、負担と費用を少なくしてこの大会を続け、各地での開催で地元セイラーとの親交と健康を祝いたいものです。 マスターズクラスは新入生の境港の村上選手が優勝しました。一つ歳をとって新しいライバルが入ってきて、そして今年の暑い夏が終わりました。 (淡輪F 山田宗春) |
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