レーザーマスターズ憲章 |
Masters委員会(日本レーザー協会) |
Masters委員会の目的 | ||||
競技スポーツとしてのレーザーセイリングを継続して行うことをライフスタイルの一部としている人々が優れたパフォーマンスを発揮できる機会<全日本マスターズ選手権大会をはじめとするいろいろなMastersイベント>を企画し、推進する。 | ||||
Mastersの定義 | ||||
Mastersは通常「シニア」または「ベテラン」のアスリートの意味で使われるが、日本レーザークラス協会においては、満35才以上の、円熟したレーザーセイラーを意味する。 | ||||
Masters委員会の役員 | ||||
1.Masters委員会には次ぎの役員を置く | ||||
委員長 | 1名 | |||
委員 | 若干名 | |||
委員は全国各地域(北海道、東北、北信越、関東、中部、近畿、関西、中国、四国、九州から選出する。 | ||||
2.役員の任期は3年とし、毎年MastersアニュアルミーティングでMastersメンバーの中から選出し、協会の年次総会において承認を得る。任期途中で辞任しなければならない事情が生じた場合は途中で改選することが出来る。 | ||||
3.Masteers委員会に一人又は複数のセクレタリーを置くことが出来る。セクレタリーには年齢制限は設けない。 | ||||
Mastersアニュアルミーティング | ||||
1.毎年1回Mastersアニュアル・ミーティングを開催し、下記の事項を審議する。 | ||||
@Masters委員会の運営方針及びMastersイベントの計画。 | ||||
AMasters役員の選出。 | ||||
B全日本マスターズ選手権大会開催候補地の決定。 | ||||
2.アニュアルミーティングは通常全日本マスターズ選手権大会の際に開催する。 | ||||
3.アニュアルミーティングにおける決議は出席メンバーの過半数をもって有効とする。 | ||||
年齢別カテゴリー | ||||
全日本マスターズ選手権大会のレースにおいては、参加者は下に示す年齢別カテゴリーに別れ、カテゴリーごとに順位を決める、年齢は第一レース予定日における満年齢とする。 | ||||
カテゴリーを表す色分けをした適当なバンドをマストのグースネックの下に取り付け、お互いにどのカテゴリーの選手か判別出来るようにする。推奨する色分けは下記の通り。 | ||||
満35歳以上45歳未満 | Apprentice(AP) | BLUE | ||
満45歳以上55歳未満 | Masters(MA) | RED | ||
満55歳以上65歳未満 | Grando Masters(GM) | BRACK | ||
満65歳以上 | Great Grando Masters(GGM) | YELLOW | ||
全日本マスターズ選手権大会 | ||||
1.毎年1回、全日本マスターズ選手権大会を日本国内で開催する。 | ||||
2.参加資格 | ||||
@日本セーリング連盟及び日本レーザークラス協会の有効な登録メンバーであること。 | ||||
A外国からの参加者にあっては、ILCAの有効な登録メンバーであること。 | ||||
B年齢を証明し、レースの公示に示される参加資格の要件を充たすこと。 | ||||
Cレース及び大会運営に関する諸規定に同意する事。 | ||||
Dエントリーフイー及び主催者が決めた費用を支払う。 | ||||
3.Standard Rig及びRadial Rig 各カテゴリーのチャンピオンにILCAのキューブが贈られる。 WomenがStandard Rigで参加する場合は、 年齢別カテゴリーに所属し、その場合男女を総合したチャンピオン一人にキューブが贈られる。 | ||||
4.WomenがRadial Rigで参加する場合は、年齢別カテゴリー無しでの参加を認める。 さらに、Radial WomenのチャンピオンにもILCAのキューブが贈られる。 |
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5.ILCAのキューブの授与は各カテゴリーのエントリー数が5艇以上で成立する。 尚、ILCAのキューブの費用は開催地フリートの負担とする。 |
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6.Standard Rig及びRadial Rigの参加者のうち、どちらか多いRigのチャンピオンに全日本マスターズ総合チャンピオンとしてラダー型ト ロフィー(持ち回り)が贈られる。 | ||||
7.全日本マスターズ選手権大会において、マスターズ世界選手権大会出場のクオリファイを行なう。 | ||||
8.大会日程は、日本レーザークラス協会のMasters委員会と開催地の調整のもとで決定する。 |
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Mastersイベント参加者の技術水準 | ||||
レース参加資格として参加者の技術水準の規定は設けない。参加者の中には日本あるいは世界チャンピオンになった人もいるだろう。チャンピオンを目指しながら、何らかの理由でその機会を逸した人もいるだろう。年齢に打ち勝つことを楽しみに独自でレーザーセイリングに励んでいる人もいるだろう。また参加者の中にはセイリングを最近始めた人もいるだろう。いかなる経歴を持ち、いかなる理由で出場しようとも、参加者は全て対等であり、その中から誰かがチャンピオンになる。 | ||||
Masters Sailingの特徴 | ||||
T Mastersは伝統的なレーザー・スピリッツにこだわる。 | ||||
U クラスルール、競技規則、スポーツマンシップ及びシーマンシップにうるさい。 | ||||
V レースに臨んで目尻をつり上げることなく愉快な顔をしてシビアなレースをする。 | ||||
W イベント運営に関する特徴 | ||||
@大会運営は質素を旨とし、名誉役員を排除する。 | ||||
A選手だけでなく、その家族及び同伴者の参加を出来るだけ前提とする。 | ||||
B安全で清潔な宿泊施設を準備し、参加者が選択できるようにする。 | ||||
C観光と文化的催しに関する詳しい情報を提供する。 | ||||
D温泉(秘湯)、秘境、食べ物及び娯楽施設の情報を提供する。 | ||||
E商業、通信、金融施設の情報を用意する。 | ||||
Masters委員会設立の趣旨 | ||||
35歳以上のMastersセイラーのレース活動が年々盛んになってきた。それは人々の健康志向と生涯スポーツに対する関心の高まりに加えてレーザーの素晴らしさがますます高く評価されてきたことによるものと考えられる。世界中のMastersたちはレーザーライフを楽しみながらシビアなレースを展開している。その姿は、生涯を通して高水準のレースが出来ることを実例をもって示すことにより、若年者の生涯スポーツに対する情熱をかき立てている。Masters活動をもっと組織的に行うため日本レーザークラス協会の組織として、「Masters委員会」を設置する事。1998年度JCLA年次総会(1998.11.21浜名湖・三ケ日青年の家)において承認された。 | ||||
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